オアフ島の路上パーキングメーターで詐欺が発生しており、ホノルル市の交通サービス局(DOT)がドライバーに対して注意を促しているとKHON2が伝えている。
オアフ島では「パーク・スマーター(Park Smarter)」と呼ばれるスマートフォンアプリを使って駐車料金を支払うことができるが、DOTによると、ワイキキとカカアコの一部の路上パーキングメーターに、パーク・スマーターに関する情報と見せかけた不正なステッカーが貼られているという。
この不正なステッカーには、市が運営するパーキングとは全く関係のないウェブサイトに利用者を誘導し、料金を支払わせるという詐欺の手口が用いられており、ステッカーのQRコードをスキャンすると、詐欺ウェブサイトが表示される仕組みとなっている。
通常、パーク・スマーターに関するQRコードをスキャンすると、アプリが開くか、iOS App StoreまたはGoogle Play App Storeに移動してアプリをダウンロードするよう表示が出る。このような流れにならず、ウェブサイトが開く場合、そのステッカーは不正な詐欺ステッカーなので、注意が必要だ。
DOTによると、公式のパーク・スマーターのアプリを使用すると、自動的に現在地付近のパーキングメーターが表示され、自分が利用するパーキングメーターを選択して支払いを行うことが可能だという。公式アプリではクレジットカードとデビットカードでの支払いが可能だが、ウェブブラウザでは支払いを一切受け付けていない。なお、アプリはiOSとAndroidの両方で無料でダウンロードが可能となっている。
スマートフォンを使用しない人は、引き続き硬貨やクレジットカードで駐車料金を支払うことができる。パーク・スマーター対応のパーキングメーターは、ホノルルのチャイナタウンからワイキキまでの区間で設置されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.6)