カウアイ島では5日から、州が定めるセーフ・トラベル・プログラムを再開し、太平洋を横断する旅行者を受け入れる。これについてデレク・カワカミカウアイ郡市長は、次のように述べた。「観光客に再び門戸を開く時が来た。カウアイ島は現在、旅行者の受け入れがより寛容な場所になりました。ワクチン接種者の増加に比例し、他の全ての場所もより安全になるだろう」。

カウアイ島では昨年12月まで、島間旅行の事前テスト・プログラムを実施していたが、昨年12月に太平洋を横断する旅行者が起因の新型コロナ感染増加を理由に同プログラムを除外していた。当局によると、当時の感染者の80％はカウアイ島外を旅行した人々だった。そして5日から、太平洋を横断する旅行者に対し、フライトの72時間前に承認された医療機関からP C R検査を受けることを含めたセーフ・トラベル・プログラムの規則に従った場合の検疫免除を実施する。

市長は「観光業に依存するカウアイ島のビジネスは大変な苦境に立っている」としながらも、郡がしばらくの間ティア4に留まったことが状況を改善したと述べている。また「私たちは社会状況のあらゆる側面に耳を傾けている。公衆衛生の専門家に意見を求めながら、経済的な影響も推し測っている。セーフ・トラベル・プログラムに再び参加することは、現在苦境に立つ企業に対する大きな後押しになるだろう」と述べた。