イゲ知事、新型コロナウィルス感染拡大を懸念 ティア2に戻る可能性も示唆
イゲ知事、新型コロナウィルス感染拡大を懸念
ティア2に戻る可能性も示唆
デービッド・イゲハワイ州知事は昨日、KHON2の取材に対し「新型コロナ感染が全国的に拡大しているが、ハワイ州内でも感染拡大が懸念されている」と語った。
イゲ知事は「最近はより多くの集会が催されている。パンデミックが誰にとっても厳しい状況であることは承知だが、コミュニティに今少しの忍耐を求めたい」とし、集会は控えるよう住民に同意を求めた。「このペースで感染が増加した場合、ティア2戻ることになる。このことは、住民が活動の制限について今一度検討すべきことを意味する」。
また、ワクチン接種についてイゲ知事は「多くのワクチン接種により、ウィルスの感染速度を遅くすることが期待できる」と述べた。さらに「今週、ハワイ州では8万回のワクチン接種を行っている。このペースでワクチン接種が継続できれば、2か月でさらに50万回の接種が可能だ。その時こそ、感染に関しての違いが実感されるだろう」とし「ハワイ州により多くのワクチンを供給するよう連邦政府に求めている」と説明した。
完全に予防接種を受けた人に対する旅行制限の緩和については、4月までにより少ない制限で島間旅行ができる可能性があるとしている。イゲ知事は、制限緩和の決定前に必要な疾病管理予防センター(CDC)からのガイダンスを待っているところだと述べた。その上で「できるだけ多くの人々にワクチン接種の機会を与えることが賢明だ」と語った。
ハワイ州は既に企業と協力しながらセーフ・トラベル・テスト・プログラムの改善に取り組んでいる。知事は「2つの企業がワクチン接種の記録を検証する方法を模索しているところだ」と説明した上で「ワクチン接種とその記録を含めたシステムとプラット・フォームの拡張に取り組んでいる」と述べた。また「ワクチン接種記録にアクセスが可能になった場合、その後2、3週間で接種記録をセーフ・トラベル・プログラムに組み込めると確信している」との見方を示した。
(日刊サン 2021.04.01)
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