水道局のチーフ・エンジニア兼管理者のアーニー・ラウ氏は、レッドヒル燃料汚染が広がるのではと心配しており、またあまりよくない情報も耳にしているとハワイ・ニュース・ナウ(HNN)は伝えている。
州衛生局(DOH)の広報担当官は、何か変化があったとは認識しておらず、海軍は、この質問についてHNNに返答すると述べた。
ラウ氏によると、プログラム・マネージャーであるアーウィン・カワタ氏は、海軍、DOH、水道局、環境保護局(EPA)を含む80の関係者が参加する帯水層復旧フォーカス・グループの週2回のミーティングに出席するが、これはこの1〜2週間で明らかになったことだという。
ラウ氏は、「燃料汚染が今までになかった地域にまで広がっているようで、昨年のことが影響しているかもしれない。燃料漏れは、過去数年で18万ガロン以上、72回あった」と述べた。
同氏は、「昨年の流出が引き金となって、タンクの底や帯水層の上部に溜まっていた過去の流出燃料が動き出した可能性がある」と述べた。
また、あと何本の井戸が汚染されているのか不明だが、海軍にデータを要求しているという。
「新しい井戸を掘削したら燃料に遭遇したという話が会議で出たと聞いている。おそらく、帯水層に到達する30フィート下を掘削しただけで燃料を発見したのだろう。燃料タンク施設のモアナルア側の井戸では、より高い位置で燃料が見つかっており、これは少々心配だ」とラウ氏は付け加えた。
一方、夏が近づくにつれ、オアフ島の水使用量が1月から増加しているため、強制的な給水制限が行われる可能性があるとラウ氏は述べ、水の節約を訴えた。
デービッド・イゲ知事はHNNの取材に対し、州教育局(DOE)は州の水の最大の使用者だが、すべての機関が節水する必要があると語った。
「すべての機関に、水の使用量を減らすためにできることを再度強調し、努力を重ねるよう求める」と同氏。
シェアする
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.30)