空港で借りたレンタカーを運転して、馴染みのない場所を走っているときに壊れて動かなくなったら、誰でも不安になるだろう。
ハワイ島からオアフ島に訪れたアニタ・エリクソンさんの経験談をハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
アニタさんは夫とともに3月24日(木曜日)夕方、オアフ島に到着し、レンタカーを借りて親族に会うために車を走らせていたが、午後7時30分ごろ、ウィリキナ・ドライブとクニア・ロードの交差点近くで、車が突然動かなくなってしまったという。
アニタさんはすぐにレンタカー会社の緊急連絡の番号に電話をしたが、誰も出ない。
「外はもう暗いし、私たちはその周辺に馴染みがありませんでした。後ろから車がすごいスピードで走ってくるので、路上で停まってしまった私たちの車が追突されるのではないかと何度も思いました」
30分間レンタカー会社に連絡を取ろうとしても電話が通じなかったため、エリクソン夫妻は911通報した。
警察が現場にやってきて、路上で立ち往生していた車を押して路肩に移動し、空港のレンタカーカウンターの従業員に連絡をとったが、当の従業員は何もできないという。
「緊急連絡の担当者と話をしてくれと言われました。しかも、壊れた車をその場に置き去りにしないでくれと。緊急連絡の電話は通じないし、車を置いて離れるなと言うし、私たちは本当に途方に暮れました」
それから2時間近くかかって、やっと緊急連絡の担当者が電話にでた。
「レッカー車が車を引き取りに来てくれたのは11時近くになってからでした。翌日、レンタカー会社からはこの件について何の連絡もなかったのです」
エリクソン夫妻はその後、料金の払い戻しについて長時間交渉し、レンタカー会社は全額払い戻しに応じたという。
ハワイ・ニュース・ナウは本土の広報担当に連絡を取り、緊急連絡の電話担当者が長時間不在だったことについて尋ねたが、28日までに回答は得られなかった。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.29)