ホノルルの連邦拘置所からボーイフレンドを釈放するよう判事を説得するため、連邦捜査官の買収を試みたとされるモデルが逮捕された。

ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、「マキシム・ニュージーランド」誌12月号の表紙を飾り、「金の心を持つモデルを紹介する」という見出しとともに掲載されたシャノン・テレサ・マリー・シュワルツ容疑者は、18日（月）に提出された連邦刑事訴状にて、公務員に対する贈賄罪1件と司法妨害罪1件で起訴されている。

「プレイボーイ」誌にも登場したシュワルツ容疑者は、ボーイフレンドのビリー・ウィルヘルム・ハンジンガー被告、別名 ウィルヘルム・ルイス・ハンジンガーの監督下釈放を確保するために、国土安全保障省（HSI）の特別捜査官に5000ドル（約75万円：150円/ドル換算）を提供したとされている。

25日（月）、ロム・A・トレーダー連邦判事は、シュワルツ容疑者を裁判まで保釈せずに勾留するという米司法省の申し立てを却下した。彼女は2万5千ドルの無担保保釈金で後見人の保護下に釈放された。同判事はまた、シュワルツ容疑者に対し、1月11日に発見された205発のレミントン223口径弾薬を所持した重罪犯として拘留中のハンジンガー被告との接触や連絡を禁じた。ホノルル警察（HPD）は、ハンジンガー被告がピストルをベルトに挟んで家のドアをノックしているのを目撃したという通報を受け、彼の車の中で同被告を逮捕した。

HPDは、ゴースト・ガンと呼ばれる製造番号もメーカーも不明なAR-15スタイルのライフル、205発の弾薬（うち136発は5つの弾倉に装填されていた）、空のシグ・ザウエル・ピストル弾倉、グレネード・ピン、クリスタル・メタンフェタミンと思われる白い物質約115グラム、コカインと思われる物質約5グラム、重量計2台を発見したとされる。

連邦裁判所の記録によると、HSI特別捜査官は2月21日に「シュワルツ容疑者からの多数の不在着信、テキストメッセージ、ボイスメール」を発見したという。彼女はハンジンガー被告の釈放を望み、翌日会うように捜査官にメールを送った。捜査官はその日のうちに連邦検事局と上司に報告し、HSIはシュワルツの行動について正式な調査を開始したという。