21日(木)、オアフ島全域で開催されているタウンホール・ミーティングの2年目の会合が開かれた。リック・ブランジャルディ・ホノルル市長は、カポレイ高校にて、満員の聴衆を迎えたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
今回のタウンミーティングの聴衆の中には、新しいレース場の建設を応援するモータースポーツファンの姿が多く見られた。それらの人々の関心は、レース場はどこにできるのか、ということも含まれていた。
ホノルル市は、旧バーバーズ・ポイント海軍航空基地のカラエロアで、海軍から400エーカーの土地の買収に何年も取り組んできた。市のマネージング・ディレクターであるマイク・フォームビー氏は、「現在、その土地の所有権を取得するため非常に迅速に動いている。4月を照準にしている」と語った。
同氏はさらに、「コールドウェル政権が提出した利用計画では、レース場は存在しなかったが、それを修正するつもりだ。 計画書にレース場を含めたのち、作業を進めることになる」と付け加えた。
長年のレース場支持者であるリー・コビアン氏は、屋外レクリエーション施設を増やすための連邦政府のプログラムに基づいて、海軍が市に所有権を譲渡すると説明し、「彼らは4月、その所有権を市に譲渡しようとしている。来年1月までに着工できる見込みだ」と語った。
しかし市政府は、この計画はまだ州保健局(DOH)の承認が必要であると警告した。DOHは放棄された飛行場に「永久化学物質」と呼ばれるものが含まれている可能性を検討している。この場所は、レース場支持者たちから、レース場や他の施設が建つだろうとされている場所だ。
市はまた、レース場予定地の隣にあるワイピオ・サッカー・コンプレックスに、新しいサッカー場の建設も検討している。この場所は、新たな埋立地の候補地として急浮上している。
オアフ島西部に住むジョージ・グレース氏は市長に対し、「これ以上の埋立地はいらない。PVTは閉鎖され、ワイマナロ・ガルチも閉鎖される。あなたたちでは、これからやってくる大量のゴミを処理しきれないだろう」と述べた。これに対し、ブランジャルディ市長は、「どうにかして、何かの方法で、別の埋立地を探す必要がなければいいのだが……今起こっている状況のもとでは、それは非常に難しい挑戦だ」と応えた。
計画はまだ最終的なものではないが、すでに1万人近くがワイピオの埋立地の変更に反対する嘆願書に署名している。
ブランジャルディ市長は、6月までに、オアフ島全域のコミュニティでさらに10回のタウンホールを開催する予定となっている。
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.3.25)
シェアする