新型コロナワクチン 全成人への接種資格交付
ハワイ州は5月1日より1、2週間遅れる見込み イゲ知事

新型コロナワクチン接種について、米国内の全ての成人に新型コロナワクチン接種の資格を交付するというバイデン大統領が掲げた目標の期日5月1日より、ハワイ州は「1、2週間遅れる可能性が高い」とデービッド・イゲ知事がコメントしたとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
ハワイ州は現在、週に6万8,000~7万回のワクチン接種を実施している。これは1回目、2回目の接種を合わせた数字だ。イゲ知事は「接種が1回で済むジョンソン&ジョンソン社製ワクチンが、さらに多くハワイ州へ配布される予定だ」と述べ、「さらに多くのジョンソン・エンド・ジョソン社製ワクチンが早くて来週ハワイに到着する予定だが、それにより州が保持するワクチン量は現在よりもかなり増加する見込みだ。大統領の掲げた期日の目標から1、2週間遅れる可能性もあるが、滞りなく行われている」と州内のワクチン接種が順調に行われていることを強調した。
またイゲ知事は、ホワイトハウスとの最近の電話会談で「新型コロナワクチンの子どもへの投与の可能性について話した」と語った。高校生の予防接種を目的とした臨床試験が進行中で、既にいくつかのワクチンは16歳以上で利用可能であり、ホワイトハウスは夏が終わる前には高校生を対象としたワクチン接種の実施を見越しているという。一方で、幼児を対象としたワクチン接種は2022年まで行われない見込みだ。
(日刊サン 2021.03.25)
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