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【ハワイニュース】マウイ島のホームメイド・ベーカリー、3月末閉店

マウイ島ワイルクにある「ホームメイド・ベーカリー(Home Maid Bakery)」が、今月末をもって60年の歴史に幕を閉じることを発表した。

ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、この閉店発表は、ホームメイド・ベーカリー社長兼CEOのジェレミー・コズキ氏(76歳)が亡くなってから数週間後のことだった。同ベーカリーは、1960年代にコズキ氏の両親であるジョセフ氏とモニカ氏が経営をスタートした。

ホームメイド・ベーカリーは、サクサクのマンジュウ、もち、マラサダなどの焼き菓子で人気の店だ。コズキ氏はベーカリーの財務と日常業務のすべてを担当し、妻のエイミー氏と一緒に働いていたが、彼が亡くなってからというもの、コズキ氏の娘モリーナ氏と彼女の2人の兄がベーカリーを経営し続けることは難しくなったとモリーナ氏は語った。「私たちはみんな別のの仕事を持っているし、幼い子どももいるので、パン屋のような年中無休の仕事をするのは本当にきびしく、家族経営で続けるのは難しい」

家庭の事情に加え、パンデミック、昨年88日に発生した山火事、経済状況といった要因も、最終的にベーカリーを閉める決断につながった。パンデミックの間、ベーカリーは財政的に打撃を受けながらも営業を続けていたが、ようやく事態が再び好転し始めた頃、山火事が島全体を襲い、同店の卸売口座の多くが影響を受けた。

モリーナ氏は、「残念なことに、カアナパリのフロント・ストリートにある卸売り店の多くを失った。ベーカリーの大きな部分を占めているので、西側を失ったことは本当に大きな痛手だった」と語った。

閉店を発表して以来、ベーカリーは「ノンストップの忙しさ」になっているという。普段はモリーナ氏はベーカリーで働くことはないが、今週は手伝いに入り、20年前に働いていた人や、マラサダを買いにベーカリーまで歩いてきた近所の人など、ベーカリーとのエピソードを来店客全員に話している。また、商品の発送に関する問い合わせに応えて、ベーカリーはマンジュウとクッキーの島間発送を開始した。また、Tシャツやブティック「エデン・イン・ラブ」とのコラボトートバッグも販売した。

ホームメイドベーカリーは31日(日)まで、ロワーメインストリートの店舗で日曜日から木曜日は午前5時から午後7時まで、金曜日と土曜日は午前5時から午後8時まで営業している。まんじゅう、クッキー、Tシャツ、トートバッグの島外発送は、メールにてお問い合わせを。
[email protected]

(日刊サン 2024.3.21)

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