州、連邦、群のファーストレスポンダーを統合する新施設の建設計画は、すでに進行中であるとKHON2が伝えている。
施設の建設が予定されているのは、オアフ島中央部のミリラニ地区で、ウィーラー陸軍飛行場からほど近い150エーカーと93エーカーの2区画だ。
現在はアルベジア(ネムノキ)の森になっているが、すでにハワイ・テクノロジー・デベロップメント・コーポレーションが所有している。
新施設に入居が予定されているのは、下記の機関。
- 州国防省、ハワイ州緊急管理局(HIEMA)
- 公安部門、法執行部門
- 国土天然資源局、保全及びリソースマネジメント実施部門
- 土地自然資源局、森林・野生生物部門
- ハワイ州運輸局、空港救急消防隊
- CCH危機管理部門
- ホームランドセキュリティー
- 連邦捜査局(FBI)
- 連邦保安官局(USMS)
- 米国アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局
- 連邦消防局
計画では、各部門のオフィスや教室、倉庫、屋内外のトレーニングエリア、カフェテリア、屋内射撃場、フィットネス施設、ヘリポート、500戸の住宅、150室のホテルが建設される予定となっている。
下院水・土地委員会は、当初、プロジェクトの第一段階の建設に5000万ドルを要求する法案を可決している。しかし、14日(火)に行われた公聴会での話によると、見積もりでは施設全体の建設には1億5000ドルが必要だという。
この法案に反対票を投じたソニー・ガナデン議員(民主党)は、「政府としてはファーストレスポンダーの献身と義務に敬意を表するが、しかし、ホテルやスポーツジムといった設備は本当に必要ではない」と述べ、政府には他に取り組むべき緊急課題があると指摘した。
しかし、ビジネス経済開発及び観光局(DBEDT)副局長のデーン・ウィッカー氏は、これらの重要な機関が浸水地域から移動し、技術的能力を向上させることには大きな利点があると述べている。
「今現在、メンテナンスや修理が必要な施設があり、また、これらの部門の一部を収容するために民間の施設を借りているため、新施設は将来的にはコスト削減につながる」
この計画が承認されれば、インフラが整備された後、HIEMAと企業技術サービス課(Office of Enterprise Technology Services)の施設が最初に建設されるだろうとガナデン議員は述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.15)