65歳以上の住人 来週月曜からワクチン接種
3月11日に行われたバイデン大統領の所信声明演説で、50歳以上のアメリカ人成年は5月1日までにワクチン接種を受けるようにすると各州に指示を出すと述べた。
ハワイ州では現在70歳以上の住民が接種対象となっているが、3月15日から1Cグループ(65歳以上の住民、必要不可欠な分野の労働者、16歳以上の持病があり高リスクとみなされる住民)がワクチン接種を受けられることになるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
来週月曜日からワクチン接種を受けられる必要不可欠な分野の労働者とは、ホテルなど観光業、レストランなど飲食業、輸送業、建設業、金融業、電気水道など公共事業、通信業、法律、メディアなどに携わる人々だ。
ハワイ州保健局のリビー・チャー博士は、「ハワイ州の人々を新型コロナウィルスから守るための大きなステップだ。我々はより多くの人々にワクチンを接種するために今後も最大限の努力をしていきます」と述べている。
ハワイ州に輸送されるワクチンの数は2月には週4万回分だったが、今週には62,000回分にまで増加している。
これからもっと多くのワクチンが届くことが期待されており、今後16歳以上の全ての住民に対するワクチン接種が始まるのも遠くないかもしれない。
ホノルルのダウンタウン近くのピア2会場で、ワクチン接種を行っているハワイ・パシフィック・ヘルスでは、すでに65歳以上の住民からの予約を受け付けている。
50歳以上のアメリカ人を対象に活動している全国組織であるAARPでは、ハワイ州におけるコロナによる死亡者の95%が50歳以上であることから、少しでも早く低い年齢に接種対象を拡大するように働きかけている。
ワクチン接種の申し込みについての詳細はこちらから。
(日刊サン 2021.03.12)
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