大雨で避難の人に食事を提供
オアフ島ノースショアのハレイワ地区に3月9日、大雨が襲った。
オパエウラ渓流が流れる橋は水で見えないほどで、停められていたマトソン社の大型コンテナが大雨に流されて町の中を流れていたという。
午後になってハレイワ地区には緊急避難命令が出され、ノースショアで避難場所に指定されているワイアルア高校の駐車場には40台以上の車で一杯になった。
そこで立ち上がった人々がいる。
ミルトン・ナヒヌさん夫妻だ。
「家内が、何かしなくてはって言ったんですよ。学校にいる人たちに食事をあげようってことになりました。40台くらいの車があったんです。あの人たちは今町に行って何か買えないだろうし、家に戻ることもできない。もう夕食の時間だ。じゃあ、何か作ろうということになりました」
ナヒヌ夫妻は自宅のキッチンでスパゲッティ・ミートボールを作って
ワイアルア高校に避難していた人々に提供したとKHONが伝えている。
「私たちはただ人々を助けたいと思って、地域コミュニティに貢献したいと思っただけです」
午後8時には雨は止み、半分以上の人々は避難所から自宅に戻ったという。
(日刊サン 2021.03.10)
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