議員たちはハワイの圧倒的な観光客数をもっと把握したいと考えており、主要議員は今議会でそのためのアプリを提案しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
州議会観光委員長のショーン・クインラン議員によると、貴重な場所に人が多すぎるという問題から、予約制、交通規制、公共サービスビデオなど、ターゲットを絞った戦術がとられているが、これらの方法が多くの人々に届くことはほとんどないという。
旅行者が多くの情報をスマートフォンに頼る中、州訪問者向けアプリの構想が議会を通過しつつある。
5歳の子どもを持つクインラン議員は、自身の携帯にも入っているディズニーランドのアプリを例として挙げ、「紙の地図を持ち歩く必要もなく、人に道を尋ねながら歩き回る必要もない」と語る。このテーマパークのアプリは、混雑しているアトラクションから空いているアトラクションにゲストを誘導する。
とはいえ、ハワイを訪れる観光客向けの政府や企業のアプリは、すでに数え切れないほどある。
ハワイ先住民振興協議会観光部のタイラー・イオケパ・ゴメス氏は、旅行者にとって必要不可欠なアプリを開発することが重要であるとし、「十分に幅広く、すべての訪問者のニーズを満たし、かつ旅行産業の影響を管理する上で州が抱える懸念事項にも対応できるようなものを考えなければならない」と語った。
クインラン議員はまた、このアプリが安全や文化的、環境的な認識を促進すると考えており、「ウミガメビーチとしても知られるラニアケア・ビーチ・パークに行く予約をしたい人がいれば、確認を押すと、絶滅危惧種法2万5000ドルの罰金、カメに触れないでください!というポップアップが表示される」と説明した。
クインラン議員は、来年までにテスト運用を開始したいと考えている。
シェアする
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.3.6)