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【ハワイニュース】カネオヘに住む11歳少女 手芸で慈善活動

新型コロナウィルス感染拡大で外出する機会が大幅に減ったとき、それをきっかけに新しい趣味や新しく起業した人はいるだろう。

カネオヘに住む11歳の少女は、その両方を慈善活動のために始めたとKHONが伝えている。

アリーナさんは昨年カリフォルニア州からオアフ島に引っ越してきたが、ユーチューブのビデオを見てミシンによる手芸を学んだという。

自分で髪飾りのシュシュを作り始め、それが財布やその他多くの小物となっていったのだ。

たくさんの小物を制作するうちに、アリーナさんはそれを誰かと共に楽しみたいと思うようになっていった。

「ミシンによる手芸で私が大好きなのは、本当にたくさんの型があって、いろいろなものがたくさん作れるからです。それに試しに作ってみたいと思うものがいつも見つかります」

アリーナさんは家族と共に「ミシンで夢を作っていく(Sewing the dream)」というビジネスを起業した。

母親のサンドラさんがカッティング、難しい箇所を担当し、販売も手掛ける。

弟は制作されたものを表返しにするのを手伝い、父親は資金繰りを担当している。

商品からの売り上げは材料費を除いて全て地元の慈善団体に寄付され、商品自体もホームレスの子供などに贈られている。

アリーナさんは最近4週間をかけて133個の髪飾りや財布などを制作して、それらを全てプロジェクト・ハワイ(2003年からホームレスの子供を支援している非営利団体)に寄付をしている。

また、カネオヘ公立図書館で行われるセールで中古の子供の本を購入し、アリーナさんが本に合わせたしおりを制作して、それらを合わせて慈善団体に寄付をするという活動もしている。

「本としおりを合わせるということを思いついたのは、弟も私も本を読むのが好きだから、それを他の人たちと分かち合いたいと思ったからです」

アリーナさんの制作した小物はフェイスブックやインスタグラムで販売されているが、将来的にはイッツィーや地元で開催されるファーマーズ・マーケットなどでも販売したいと考えているという。

母親のサンドラさんは「もしどなたか寄付をしたいと考えてくださるなら、材料となる布と良い状態の中古の子供の本をありがたく受け取ります。販売による収益は全て寄付しています」と述べている。

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写真: Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.3.1)

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