新型コロナウィルス感染数がハワイ州を含むアメリカ全土で減少している中、マスク着用必須ルールをどうするかについて話題となっている。
現時点で、ハワイ州は屋内でのマスク着用を必須としているルールを撤廃する予定のない国内で最後の州となっているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
デービッド・イゲ知事はこのルールを撤廃するかどうかについて州衛生局と検討をしているというが、知事による延長の決定がない限りこの緊急命令は3月25日に期限切れとなる。
知事は以前のインタビューで、ルールの撤廃を「正しいタイミングを決定するために」衛生局と共に検討していると答えていた。
米国疫病管理予防センター(CDC)は、今日(2月25日)にも連邦政府によるマスクに関するガイドラインの緩和を発表することにしている。
新しいガイドラインでは、ほとんどのアメリカ人は屋外はもちろん、屋内の多くの公共の場でマスクをしなくて良くなる見通しだ。
しかし学校の屋内、およびワクチン接種が完了していない人々についてはマスク着用が推奨されている。
2月24日(木曜日)のハワイにおける感染数は289件、コロナ感染者の死亡は8件となっている。
7日間の平均値は新規感染数は256件で2週間前と比べると68%も減少している。
また、コロナに感染している入院患者数は103人で、オミクロン株が猛威を奮っていた1月から比べると74.3%の減少となっている。
103人の入院患者のうち集中治療室で治療を受けている人は10人で、人工呼吸器を使用しているのは5人だ。
ワクチン接種を完了している人はハワイ住民の76.3%で、37.2%が追加接種を受けている。
衛生局は屋内でのマスク着用必須ルールを維持するという知事の決断を支持するとしている。
ホノルル・スター・アドバタイザーが行った読者を対象にした世論調査では、74%が屋内と学校でのマスク着用を支持している一方、19%が撤廃を望んでいる。
5%が屋内での着用は続け学校では任意とすることを支持し、2%が屋内での着用を撤廃して学校では着用を維持することを支持している。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.25)