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【ハワイニュース】チャイナタウンの犯罪抑止政策 今までとこれから

リック・ブランジャルディ市長はチャイナタウンにおける美化、活性化、安全性の向上をするという約束を守って犯罪抑止のための様々な施策が行われているものの、周辺地域の安全性の向上はいまだに市長の最優先課題となっているとKHONが伝えている。

ブランジャルディ市長は「非常に基本的なレベルのことなのですが、人々がチャイナタウンにいて安心できる状況になってもらいたいと思っています。なぜなら、明らかに今の状態はそうでないからです」と述べている。

チャイナタウンの人々は市長の努力に対して評価をしているものの、犯罪は今でも最も懸念されている問題だ。

チャイナタウン・ビジネス・アンド・コミュニティー協会のチュー・ラン・シュバート・ウォク氏は「人々を傷つけたり、危害を加えたり、盗んだり、暴行するという目的のためにチャイナタウンにやってくる人間がいるのです」と述べている。

昨年からホノルル警察によるパトロールが強化され、チャイナタウンにおける犯罪は武力による窃盗(burglaries)が23%、家や店舗に押し入る窃盗(robberies)は17%減少している。

また、同様の犯罪を繰り返す犯罪者に対しては、より厳しい刑罰を与えることになった。

ホノルル警察のカルビン・サング警視は「例えば、警察が路上でクリスタル・メス(違法薬物)を使っている人を逮捕すると、今までは逮捕しても捜査保留ですぐに釈放されていました。その人間はすぐに街に戻って別の犯罪を起こす可能性がありました。しかし、今では『雑草と種子(Weed and Seed)』プログラム(悪いものを取り除き良いものを育てるという意味)がホノルル検察と協力して行われており、逮捕された人間は起訴され、高額の保釈金が設定されるために裁判所における次の審議まで街に戻ることができなくなっているのです」と述べている。

地域住民が心配しているのは、犯罪防止のために設置された防犯カメラの修復だ。

ホノルル市によると、チャイナタウン周辺に設置されている26台の防犯カメラのうち20台が壊れて使えない状態だという。

市のデザインおよび建設局の局長であるアレックス・コズロフ氏は「現在防犯カメラは26台ですが、これは十分ではありません。私たちは防犯カメラの台数をさらに増やして、できるなら各交差点に1台を目指していきたいと考えています」と述べている。

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写真: Trimmer / Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.2.24)

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