25日から第3段階へ移行できる
ホノルル市長であるリック・ブランジャルディ氏が2月23日の会見で、オアフ島は2月25日から第3段階へ移行することをデービッド・イゲ知事が承認したと発表した。
ハワイ州の経済再開計画として設定された段階的再開計画の中で昨年10月から第2段階にいたオアフ島は、4カ月経ってやっと第3段階へ移行するとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
第3段階では規制の一部が緩和されることになるが、最も大きな緩和は人々が集まる人数制限だろう。
レストランでは10人までの食事ができ、葬式には25人まで、フィットネスクラブでは10人までが屋内でのクラスに参加することができるようになる。
ジムの収容人数制限は50%にあがり、レストランや宗教関係の集まりでは6フィートの社会的距離がとれる限り収容人数いっぱいまで受け入れられることになる。
ブランジャルディ市長は、「長い間の規制が少し緩和されて、やっと少しホッとできる」と述べている。
本来であればチームスポーツの許可は第4段階であるが、市長は第3段階で許可してもらえるようにイゲ知事に要請する予定にしている。
今回の移行は7日間の平均新規感染数が2週間続けて50件未満で、陽性率が2.5%未満だったことで可能となった。
ワクチン摂取については、ハワイ州住民の13.6%が最低1度接種を受けており、75歳以上の高齢者に対しては59%が受けているという。
今回の移行のニュースを受けて、レストラン協会の会長であるグレッグ・メイプルズ氏は「(今まで50%の収容人数制限を受けていた)小さなレストランも店内飲食を再開することができる」と喜んでいる。
一方で医療関係者は、ルールを守らないようなことになってはいけないと警告の声をあげている。
「第3段階になっても、マスク着用や社会的距離をとること、手を洗うことを怠るようなことがあってはならない。そしてワクチン接種の番がきたら必ず接種してもらいたい」
これから第4段階へ移行するためには、7日間の平均新規感染数は20件未満かつ陽性率が1%未満の状態が2週間続かなくてはならない。
反対に平均新規感染数が50件を超えてしまったり、陽性率が2.5%を超えた場合には第2段階へ逆行してしまう恐れもあるため、油断することなく感染対策をみんなが行う必要がある。
段階的再開の詳細についてはこちらから。
(日刊サン 2021.2.24)
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