全米のデータによると、食料品の買い物や外食は1年前より高くなっており、ハワイも例外ではないとKHON2が伝えている。
スーパーマーケットに買い物に行くことは、以前ほど楽しくないかもしれない。食品価格の高騰により、多くの人が圧迫感を感じている。ホノルル都市部の消費者物価指数によると、飲食料品全体のコストは昨年より4.2%上昇している。
ホノルルを訪れる旅行者のひとり、カーティス・テイトさんは、「ビール6本パックが20ドルくらいだったので、1本だけ購入した」と語った。
家庭で調理するのとレストランで食事するのとでは、コストに差がある。昨年1月から今年にかけて、家庭での食費は1.6%上昇、外食は8.5%も上昇している。先週末のプレジデント・デーのような祝日には、食べ物を持ち寄るポットラックを選択する人もおり、最も費用対効果の高い選択肢だという。「みんなが自分の食べ物や飲み物を持ち寄るから、その方が安上がりだ」とマッカリー在住のスティービー・レイ・タパットさんはコメントした。
企業も例外ではない。輸送費や卸売食材が13%以上も増加しているため、営業コストが上昇傾向にある。全米レストラン協会によると、こうしたコストの一部を顧客に転嫁することはやむを得ず、メニューは7%近く値上がりしているという。
ハワイ・レストラン・アソシエーションのエグゼクティブ・ディレクターであるシェリル・マツオカ氏は、「私が聞いているのは、すべてのコスト上昇の中でレストランの営業を続けることは非常に難しいということだ」と語った。
ワヒアワのティー・プレッソ・バーのオーナーであるケオニ・アーロ氏は、最低賃金の上昇や運営コストの上昇を踏まえ、最近約8%の値上げを行ったという。「すべてのものが値上がりしているので、すべてを考慮に入れなければならない。そして、その数字を誇張することなく、コストアップに賛同できる現実的な見通しを立てるよう最善を尽くしている」
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.2.21)