地域の皆さんへ恩返し
今週アメリカ全土が記録的な大寒波に見舞われており、特にテキサス州では水道管の破裂による断水や停電で多くの人々が大変な目に遭っている。
寒さによる死者が20人以上出ているというほどだ。
そんな中、テキサス州プラーノにあるイタリアンレストランが地域住民へ無料で食事を提供してとても喜ばれたとフォックス・ニュースが伝えている。
地域の人々のほとんどは電力調理器を使っているために、停電によって家庭での調理ができなくなっていたのだが、ベラ・イタリアというレストランでは停電で閉店を余儀なくされたものの調理するためのガスは使える。
そこでオーナーのイスファージさんは、ラザニアとスパゲッティを無料で困っている地域の人々に提供することにした。
フェイスブックのお店のアカウントに「明日2月17日の午前11時半から午後2時半まで無料でラザニアとスパゲッティを配りますから、皆さん来てください」と投稿したところ、500人以上の人々が店に来たという。
温かい食事を食べるのは数日ぶりだという人がほとんどで、感謝の声が上がった。
オーナーのイスファージさんによると、新型コロナウィルス感染対策でレストランの営業ができなくなった時に、地域の常連客たちが寄付をしたり、ギフトカードを購入してくれたりしてベラ・イタリアは生き延びることができ、営業を再開してからは多くの人がたくさんのチップをくれたことに感謝しており、その恩返しとして今回の無料の食事提供をすることにしたという。
(日刊サン 2021.02.19)
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