高校生の電子タバコ吸引が倍増
ハワイ州保健局の調査で、電子タバコを毎日吸引(ベイピング)しているという高校生の人数は2年間で2倍以上となったことが明らかになったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
2月16日に発表された報告書によると、毎日電子タバコを吸うという高校生は2017年の3.5%から7.9%へ増加している。
また、30日以内に少なくとも1度は電子タバコを吸引したことがあると答えた公立高校の生徒は2017年の25.5%から30.6%へ増加している。
ちなみに2019年の全国調査では32.7%という数値が出ているという。
一方、ハワイの公立高校生における飲酒、タバコ、性的行為の数値は減少傾向にある。
電子タバコ(ベイピング)について、ハワイ州保健局の慢性疾患予防・健康増進局のローラ・アービン氏は警告している。
「電子タバコを吸引(ベイピング)するということは、香料、化学薬品、ニコチン、アルコール、植物油を肺に吸い込んでいるということなのです」
また、パイプを使い回すことが多いために新型コロナウィルス感染の可能性も使用しない高校生と比べて5倍から7倍に増えるという。
この調査はハワイ州の公立高校に通う生徒12,000人を対象に2019年に行われている。
本来ならば結果は2020年に発表されるべきだったが、新型コロナウィルス感染に対する追加調査が行われたことで発表が遅れていた。
アメリカ疾病管理予防センターが監督してアメリカ全土で行われる高校生を対象にした2年に1度の調査が、匿名で行われ、ベイピングだけでなく違法薬物の使用、いじめ、暴力、食生活、運動など様々な分野についてアンケートが行われている。
(日刊サン 2021.2.19)
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