ハワイの物価は、多くの品目において軒並み全米平均よりも高くなっているが、葬儀費用も例外ではないとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
全米葬儀業者協会のデータをもとに分析されたForbes Advisorのランキングによると、ハワイの葬儀費用は平均1万3430.46ドル(約200万円:150円/ドル換算)で、全米平均の7736.24ドルより5694.21ドルも高く、全米で最も高額だという。また、この分析では終末期の医療費も調査しており、ハワイはこのカテゴリーにおいて全米で2番目に高いことが指摘されている。
では、実際に家族など大切な人が旅立ち、葬儀を計画するには、まずは何をしたらいいのだろうか? ホノルル・スター・アドバタイザーでは、終末期のプランニングとケアに専念するハワイ州全体のネットワークである「コクア・マウ」のウェブサイト(https://808ne.ws/funeralcosts)に掲載されている、ハワイの様々な霊安室での葬儀、火葬、埋葬の料金のリストを確認することを勧めている。このリストには、オアフ島と隣島の霊安室が提供する棺、骨壷、サービスの費用についての情報が、名前別に掲載されている。また、各霊安室の連絡先(電話番号とウェブサイト)、一般的な業界用語の定義も記載されている。
コクア・マウのウェブサイト(https://kokuamau.org/)には、連邦取引委員会(FTC)の葬儀規則に定められている、葬儀を計画する消費者の権利に関する情報も掲載されている。同ホームページの「リソース」のプルダウンメニューから「霊安室に関する意思決定」を選ぶと、詳細を見ることができる。
また、葬儀のパッケージだけを知るのではなく、明細化された価格について尋ねること、価格に何が含まれているかを正確に知ること、含まれていない他の費用があるかどうかを尋ねることも重要だ。契約書に同意する前に、書面を入手することを忘れないようにしよう。FTCは、「葬儀社は、あなたが選択したサービスや商品の項目別リストと各項目の価格を渡さなければならない」と述べている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.2.16)