学校再開どうなる?
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が学校における対面授業の安全な運営方法についての新しいガイドラインを発表したが、ハワイで対面授業がいつ始まろうとしているのかという問題についてハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
CDCのガイドラインによると、ハワイ州の全てではないとしても、ほとんどの学校は感染確率が低いもしくは普通というカテゴリーに分類されており、このカテゴリーの学校は通常の対面授業をフルに再開しても良いとされている。
ハワイ・ニュース・ナウではハワイ州教育局に対して、教室内により多くの生徒を受け入れる今後の計画について複数回質問をしているが、まだ回答は得られていない。
ハワイ州教員労働組合は2月12日に、ワクチン接種を受けた教員数が増加していることとCDCからのガイドラインにより、対面授業にむけて検討し始めていると述べている。
組合に所属している教員11,000人のうち、およそ70%にあたる人々が少なくとも1回のワクチン接種を受けている、もしくは接種の予約をとっているという。
しかし、教員自身が安全でないと感じる場合には対面授業をしなくても良いという選択が得られるのかどうかについて労働組合は懸念している。
一方、保護者の多くは対面授業の再開を望んでいるという。
「ハワイ公立学校の親の会」のルイス・ヤマウチ氏は「安全であれば対面授業による学校再開を望んでいるという点ではみんな同意しているが、何が安全かという点については意見が分かれている」と述べている。
ハワイ州教育委員会に所属していた元上院議員で母親でもあるジル・トクダ氏は対面授業の機会を増やすように働きかけている。
「子供たちが学校再開を楽しみにしているし、希望を持たせることが大切です。親たちはみんな困っている状況の中で子供には勉強するチャンスが必要だし、教師は重要な役割を担っているのです」
(日刊サン 2021.2.16)
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