ワクチン接種 順調にすすむ
ハワイ州でコロナワクチンの接種が始まってからおよそ2カ月が経ち、75歳以上の高齢者に対する接種が進んでいる。
ジョッシュ・グリーン副州知事によると、次の接種は1Cグループ(65歳から74歳の住民および16歳以上の持病のある人々)になるという。
ハワイ州には65歳から74歳の住民がおよそ148,000人おり、うまくいけば今後2週間ほどで接種が開始されるだろうと予想されている。
今月末にはジョンソン&ジョンソン社のワクチンが認可されるだろうと期待されており、この認可により国内におけるワクチンの供給が大幅に増加されることになる。
「我々は現在順調に毎週5万回分のワクチンの供給を受けており、ジョンソン&ジョンソン社のワクチンが認可されれば1万5,000回から2万回分が毎週さらに追加されることになる」
ジョンソン&ジョンソン社が開発したワクチンは、他の2社(ファイザー社とモデルナ社)が2回の接種を必要とするのに対し、1回の接種で完了する利点がある一方、効果率は66%から72%と他の2社のワクチンよりもやや低いとされている。
グリーン副州知事は「誰がどのワクチンを摂取されるのかまだ決定されていないが、リスクが低いとされている人々に向いているのではないかと思う」という。
ハワイ州保健局によると、75歳以上の高齢者のうち47%に当たる人々が少なくとも1回のワクチン接種を受けており、これはハワイの全人口の11%にあたる。
3月になればワクチンの供給は大きく増加すると言われており、これによりさらに多くの人々が接種を受けられるようになるだろう。
ハワイ州における2月15日の新しい感染件数は31と減少が続いている。
(日刊サン 2021.2.16)
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