ハワイ州の全島に、16日(木)から週末にかけて大雨と洪水の注意報が発令されるとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
気象庁(National Weather Service)によると、洪水注意報は16日午前6時から18日(午後6時)まで発令される予定になっているという。
ハワイ島が最初に嵐の影響を受けることになると予想されている。
洪水注意報は、人命や家屋が危険にさらされる可能性のある鉄砲水(Flash flood)が発生する可能性があることを意味している。
気象予報士は、住んでいる地域に鉄砲水警報(Flash flood warning)が発令された場合には、迅速な行動を取るよう準備を呼びかけている。
ハワイ州の北東部に低気圧があり、ゆっくりと西部に向かっているが、一方で、コナ嵐と呼ばれる低気圧が南西部に停滞する模様だ。
これら二つの低気圧が重なっているために、木曜日から大量の雨がハワイ島に降るとされている。
雨は土曜日までハワイ州の島々に広がる予想だ。
気象庁では「かなりの長時間にわたって大雨となるため、すでに土地が緩んでいる地域では鉄砲水が発生する可能性がある」と注意を呼びかけている。
また、小川や排水口から水が溢れる危険性もあるため、家屋の損害や道路の通行止めの恐れもあり、土砂崩れにも注意が必要だという。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.15)