【世界のこぼれ話】チョコレートのタンクに従業員が落ちた事故で会社側に罰金 ペンシルベニア州
昨年6月、M & Mとチョコレート・バーのマーズ(Mars)を製造しているペンシルバニア州の工場で、メンテナンス作業を行っていた従業員2人がチョコレートのタンクの中に落下するという事故が起こった。
これに対し、従業員の安全と健康を管轄する役所(US Occupational Safety and Health Administration:OSHA)が、同社に対して14,500ドルの罰金を科すことを先週発表したとスカイ・ニュースが伝えている。
発表によると、当の従業員はタンクで働くことが許可されておらず、安全な作業に関する訓練も十分に受けていなかったため、今回の決定となったという。
2人の従業員は、外部の委託業社員で、メンテナンス作業中にチョコレートタンクの中に落ちた。
救急隊員が出動し、タンク下部に穴を開けて2人を救出したという。
そのうち1人はヘリコプターで搬送されるほどの重体だった。
同社は、「従業員と委託業社社員の安全は最重要課題とし、OSHAと協力して、今後の安全対策に取り組んでいきたい」と述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.14)