全米が沸き立つNFLの王者決定戦「スーパーボウル」が、11日(日)、ラスベガスのアレジアント・スタジアムで開催されたが、ラハイナルナの選手とコーチがハワイを代表して名誉コイントス・キャプテンを務めたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ラハイナルナ高校フットボール部のモーガン・”ブラ“・モンゴメリー選手、テバ・ロフト選手、カウラナ・ティハダ選手、クオラ・ワトソン選手の4人は、共同ヘッドコーチのディーン・リカード氏、副ヘッドコーチのギャレット・ティハダ氏、前ヘッドコーチのボビー・ワトソン氏とともにフィールドに登場した。
彼らにスーパーボウルへの招待のニュースが届いたのは、少なくとも100人の命を奪った昨年8月8日のラハイナの山火事から半年余り後のことだ。
コイントスの前には、壊滅的な被害をもたらした山火事を記録したトリビュート・ビデオが会場に流され、山火事で家を失ったチームメンバーの多くが、たくましく生きている姿が紹介された。
昨年、ホームカミングゲームのチケットは数分で完売したが、これは多くの人命を奪った悲劇の中で、ラハイナの住民がいかに希望の光を必要としていたかを示している。
USAフットボールと「リデル」社からの追加支援により、NFLはラハイナルナ高校とラハイナ中学校のフットボールチームのヘルメット、ショルダーパッド、ガードル、ジャージ、パンツなどのフットボール用具をすべて交換する予定となっている。NFLはまた、ラハイナ・チーフス・ポップワーナー・チームにフットボール、マウスピース、スパイク、ブロッキングパッド、タックル用スレッドを提供することとなっている。
NFLフィルム・チームは最近、マウイ島での悲劇から開幕戦までの道のりを紹介するラハイナルナ高校フットボール部のドキュメンタリーを公開した。
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画像:facebook / ESPN Honolulu
(日刊サン 2024.2.12)