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【ハワイニュース】警察が末端価格12.2万ドル以上の不法薬物を押収 未成年者がターゲットだった マウイ島ラハイナ

28日(火曜日)、マウイ警察はラハイナにある個人住宅から大量の不法薬物を押収した。

末端価格にして12.2万ドル(およそ1,400万円)ほどになるとKHONが伝えている。

特別チームが午後430分ごろに個人住宅内を逮捕状を持って捜索したところ、マリファナ、コカイン、マリファナタバコ、リゼルギン酸ジエチルアミド(LSD)錠剤、サイロシビン(マジックマッシュルーム)、アデロールとアルプラゾラムの錠剤(いずれも合法医療法医薬品だが、治療目的でない濫用が問題となっている薬)などが見つかった。

また、盗難届が出されていた拳銃や現金14,000ドルも発見された。

マウイ警察によると売人らは子供たちをターゲットとして不法薬物を販売していたという。

翌日9日にマウイ警察のジョン・ペレティエ署長はこの件について会見を行った。

「この事件は私たちのチームが犯罪の摘発においていかに有能であるかを示していると思います。私たちは地域社会において最も大切な子供たちを餌食にしようとしている犯罪者を許しません。マウイ島に来てコミュニティーに危害を及ぼすようなことをしようとすれば、必ず後悔することになるでしょう」

一方、子供たちに対する啓蒙も必要だ。

オアフ島ではチャイナタウン周辺を中心に「雑草と種子(Weed and Seed)」プログラム(悪いものを取り除き良いものを育てるという意味)があり、子供たちに対して正しい選択とは何か、悪い行いとは何かということを啓蒙する活動が行われている。

プログラムを運営しているゲイル・ブラセロス氏は「薬物を使用している子供たちを今見つけて、法的機関を頼ることができるということを知ってもらうことが非常に重要だと思います。警察官は敵ではなく、味方なのです」と述べている。

現在州議会では、州内の公立学校に警察官を配置する法案が検討されている。

「もし学校で事件が起こったり、売人が子供たちに近づいて不法薬物を売ろうとした場合に、子供たちがすぐに警官に伝えることができるとわかっていることは大きな助けになるでしょう。例えばジェームズ・キャンベル高校ではすでに大きな違いが出ています」

マウイ島では22歳男性と20歳女性が不法薬物所持などの容疑で逮捕され、これから起訴される予定だという。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.2.10)

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