店が燃えている いや違った
2月6日土曜日の夜、ノースキャロライナ州クレモンズにあるレストランからもくもくと煙が立ち上っていると近くを通りがかった人からの通報を受けて消防車が駆けつけた。
しかし実際には火事ではなく、調理をしていただけだという。
翌7日に行われるスーパーボウルのためにバッファローウィングを大量に作っていたところ、あまりにも量が多いために換気扇から大量の煙が出てしまったのだ。
その店ではおよそ1万個のチキンウィングを作っていたとフォックス・ニュースが伝えている。
消防署のフェイスブックのページに投稿された写真では、確かにレストランから煙が出ているが、「火事でなくて本当によかった。皆さん、安全に大試合を楽しんでください」とコメントしている。
ロニーズ・レストランはバッファローウィングを売りにしていて、調理の最中に突然やってきた消防車に驚いたが、出動に感謝しているという。
「広がっている噂とは反対に、うちは火事になっていません。消防署からの思いがけない訪問者がありましたが、笑い合って素敵な写真を一緒に撮りました。消防士の皆さん、地域住民のために働いてくださってありがとう」
しかし1万個のチキンウィングを作るのに、どれだけの時間と手間がかかるのか考えられないが、キッチンで働いていた従業員もさぞかし大変だったことだろう。
ちなみにスーパーボウル当日、アメリカ人は14億2,000万個のチキンウィングが消費されるとアメリカ鶏肉協会が伝えている。
(日刊サン 2021.02.10)
シェアする