UHフットボール試合会場工事に600万ドル
アロハスタジアムが閉鎖され、ハワイ大学のアメリカンフットボールチームは試合をするスタジアムを失うことになった今、アロハスタジアムが建設再開されるまでの今後3年間に試合を行うために、現在練習場であるマノアのフィールドを試合会場として利用するための工事が計画されているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
この主な工事内容は、練習場におよそ6,000席の観客席を設け、アロハスタジアムにあるスコアボードを移動させるというものだが、その費用としておよそ600万ドルが見積もられているという。
アロハスタジアムは2023年に現在の5万席から新しい35,000席のスタジアムとして民間開発業者と共同で建設が行われることになっているが、ハワイ大学側は9月から始まるアメフト試合をどうやって開催するかを検討していた。
オアフ島内にある高校のアメフトフィールドや隣島の会場など様々な選択肢を考慮した結果として、ハワイ大学の運動部のトップであるデービッド・マトリン氏が先月練習場を試合会場として利用すると発表している。
3,585席を拡大して10,000人を収容するための座席拡張工事に180万ドル、電気系統、電話回線、マスコミ用の場所などの建設に200万ドル、アロハスタジアムからスコアボードと試合用の時計を移動させるのに110万ドル、ベンチや売店、ポールの建設などに100万ドルという内訳だ。
これらの計画は2月4日に開催されるハワイ大学の学部長会議に提出されることになっており、ホノルル市当局からの許可も必要だが、近隣住人からの交通渋滞や騒音などの問題について反対意見も懸念される。
ハワイ大学側は、1年で6試合か7試合を今後3年間この新しい会場で行うことになっていると述べている。
写真:Tada Images / Shutterstock.com
(日刊サン 2021.2.3)
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