マウイ侵略的外来種対策委員会(MISC=The Maui Invasive Species Committee)は、マウイ島北岸ペアヒ地域に生息するコキガエル根絶のため、地域からボランティアを募集するか、非営利団体の米保全体験団体(ACE=American Conservation Experience)から人員の一時雇用を検討していると、マウイニュースが31日に報じた。
コキガエルはプエルトリコ原産。ハワイの自然環境にはコキガエルの捕食者がいないため、侵略的外来種に指定されている。主にハワイ島で増加し、鳴き声による騒音問題を引き起こしている。2019年には、オアフ島のパロロ地区でも発見された。
ハイク地区組合のミーティングで、MISCコキガエル管理担当のスーザン・フレット氏は、「ペアヒ地区のコキガエルは、車や植物に紛れて、マウイ島の他の地域に拡散している」と話した。MI S Cは最近、コキガエルが20匹以上いる棲息群を駆除したものの、まだ9つの棲息群が残っている。
MISCが募集を検討しているボランティアは6人~12人で、駆除活動は週に1回行われる予定。ボランティアには、駆除のためのクエン酸が入ったスプレーや消耗品が手渡されるという。ACEから一時的に人員を雇用するには約12万5,000ドルの資金が必要だが、フレット氏によると、この資金は、州政府の助成金や寄付で賄える可能性があるという。
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