大規模な軍事演習と不安定な天候により、ハワイ州内の空港でフライトの遅延、さらにはキャンセルが発生しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ハワイ州運輸局(DOT)は、ハワイ州空軍が主催し、700人以上の隊員と50機以上の航空機が参加するセントリー・アロハ戦闘機演習のため、フライトに遅れが出る可能性があることを旅行者に注意している。
フライトのキャンセルや遅延のため、空港で何時間も立ち往生している人も出ている。カウアイ島のリフエ空港では、ハワイアン航空のフライトが6時間以上も遅れ、数百人の旅行者が一晩中足止めを食らった。
ハワイアン航空の広報担当者は、ハワイ・ニュース・ナウの取材に対し、乗り継ぎに間に合わなかった旅行者には宿泊施設を提供しており、不便をかけていることについての謝罪を述べた。
関係者によると、この訓練は1月末まで続く予定だという。演習中は、軍用機の活動が活発になるため、連邦航空局は地上停止を実施する可能性がある。
これにより、ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL)、ハワイ島ケアホレのエリソン・オニヅカ・コナ国際空港(KOA)、カフルイ空港(OGG)、リフエ空港(LIH)のフライトに影響が出る可能性があるとDOTが述べている。そのため、近日中にハワイ発着便を利用する予定の乗客は、各航空会社のフライト情報を確認することが推奨されている。
また、軍事演習に加えて、州を通過する一連の寒冷前線も不安定な天候をもたらし、旅行の混乱に拍車をかけている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.31)