動物保護団体 バン車両でサービス提供
ホノルルのヒューメイン・ソサエティでは新型コロナウィルスの感染が拡大し始めた昨年3月以降、社会的距離を保ち人々が集まれないなどのルールのために動物の保護や飼い主探し、去勢・不妊手術などの様々な活動に制限を余儀なくされてきたが、新しく大型バン車両を導入することによって、それらのサービスを島内の多くの場所で提供できるようになったとKHONが伝えている。
新しいバン車両は今月初めに一般に公開されているが、実際の活動はもうすぐ開始されることになっている。
ヒューメイン・ソサエティのジェシカ・トロノスキー氏は、「このバンの導入によって島内の多くの場所に我々のサービスを行き渡らせることが可能になります」と喜びの声をあげている。
バンには21個のケンネルが装備されており、エアコン付きで収納庫や冷蔵庫もついている。
動物たちをバンに乗せて新しい飼い主に届けたり引き取ったりというサービスや、去勢・不妊手術が車内で提供でき、ワクチン接種やマイクロチップの埋め込みサービスも提供できるという。
特に去勢・不妊手術は不要なペットをうみだすことを最小限に抑えることができるだけでなく、動物自身にとっても性格がおとなしくなり行動が落ち着くなどの良い点がある。
この特別な車両は海運会社マトソンのおかげで無料でアメリカ本土から輸送されたものだが、実は車両自体もある篤志家からの寄付で購入されたものだ。
ヒューメイン・ソサエティの動物保護やその他のサービスについての詳細はこちらから。
(日刊サン 2021.1.29)
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