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【ハワイニュース】ガソリン価格1ガロンあたり6.39ドル ラナイ島 

ガソリン価格の高騰はアメリカ中で発生しており、ハワイも例外ではない。

オアフ島でも多くの住民がガソリン価格に不満を募らせているが、隣島の状況はもっと悲惨だとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

124日(月曜日)ラナイ島の住民であるジュディ・ライリーさんが、ガソリンスタンド前にある価格看板をバックにビデオを撮ってソーシャルメディアに投稿した。

その看板には1ガロンあたりの価格が6.39ドルであることが示されている。

「この街にはガソリンスタンドが1件しかありません。価格競争がないのです。私たちには他に選択肢がありません。他のガソリンスタンドに行くことができないのです。私たちは1件のガソリンスタンドの慈悲にすがっている状態です」

このガソリン価格についてのビデオは125日夜に投稿されて、あっという間にラナイ島住民の間で拡散した。

ガソリン価格は翌日26日に5.95ドルに値下げされたという。

「ラナイ島の物価はいつも非常に高いのですが、今では馬鹿げているほど(高い)です。最近の物価はモロカイ島を含めて他の島よりもはるかに高いのです。モロカイ島は全ての物資を船による輸送に頼っているという意味ではこの島と同じ状況のはずなのに」

26日のモロカイ島のガソリン価格は5.32ドルだった。

マウイ島カフルイのカメハメハ・アベニューにあるシェル・ガソリンスタンドでの価格は5.02ドルだったという。

住民であるノア・イェンさんは「非常に高いです。もう少ししたら価格が下がればいいのですが」と述べている。

経済専門家によると、ガソリンが高騰している理由は世界中で緊張が高まっていることだという。

「ヨーロッパではロシアがウクライナに侵攻するのではないかという緊張が高まっています。ロシアはヨーロッパ中にエネルギーを供給しているために、この侵攻が原因でロシアからの供給がストップするのではないかという懸念が価格高騰を後押ししています。ヨーロッパ各国が代替の供給元を探しているために価格が上がり、供給不足を招いています。また、アラブ首長国連邦にドローン攻撃が行われたことも原因の一つです。ドローン攻撃では石油施設に大きな被害はありませんでしたが、中近東からのサプライチェーンの安全性について懸念が高まりました」

これらの緊張が緩和すればガソリン価格も下がるという。

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写真: Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.1.27)

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