運河に流された子供を救助
1月25日はハワイは大雨に見舞われ、各所で道路の冠水や洪水、強風による停電が起こるという事態になった。
そんな中、ワイパフでは子供2人が濁流となった運河に流されるという事態が起こったが、幸運にもたまたまその場に居合わせた人々が流された子供の叫び声を聞いて助けることができたとKHONが伝えている。
事件が起こったのは午後4時過ぎ、自動車修理工場で働いている男性たちが運河の方から叫び声を聞いた。
「私たちは修理する車を受け取って取り付け作業をしていたところ、運河の方から叫び声が聞こえたので走って行ったら、運河の中で木につかまっている小さな子供がいたんです」
1人がレッカー車に戻ってロープを持ってきて、それで投げ縄を作って運河の柵から投げ、子供に腰の周りに巻きつけるように言ったんです。それでみんなで協力して引き上げることができました」
男性たちは救助した男の子を職場に運んでタオルで乾かしながら、名前など質問したところ、もう1人の男の子がまだ水の中にいることが判明した。
すぐに911通報がされて、ホノルル消防隊が周囲を捜索したところ、その男の子は自力で運河から脱出して家に戻っていたことがわかったという。
救助された男の子は10歳で、病院で治療を受けたが、かすり傷程度の軽傷だった。
(日刊サン 2021.1.26)
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