マウイ郡で、「ワクチン接種完了」ステータスに3回目接種を追加するというマイケル・ビクトリーノ郡長の提案について、ハワイ州のデービッド・イゲ州知事は、24日から適用すると正式に発表した。

これにより、マウイ郡が実施しているセーフアウトサイド・プログラムで、バー、ジム、レストランなどを利用する際の要件に、3回目接種が加わることになる。今回の要件の変更は、オミクロン株による感染拡大によるものだという。

ビクトリーノ郡長は、セーフトラベル・ハワイの要件に3回目接種が追加されることを支持している。また、郡長は声明の中で、「CDC（米疾病予防管理センター）のデータによると、ワクチン接種の免疫が時間の経過とともに弱まるものの、3回目の接種が免疫を再活性化することが実証されている」と述べた。

ハワイ郡のミッチ・ロス郡長も、セーフトラベル・ハワイの要件に3回目の接種を追加することを支持している。ハワイ郡コミュニケーション・ディレクターのサイラス・ジョナセン氏は、「ハワイ郡では、ジムやレストランを利用する際のワクチン接種証明の提示を検討していないが、地元企業が迅速なPCRテストを実施できるよう、官民パートナーシップに取り組んでいる」と述べた。

州当局によると、セーフトラベル・ハワイの要件変更は来月下旬に発効される予定。