コロナ給付金 詐欺に注意
詐欺グループはいつでも人々からお金を巻き上げるため、あるいは、個人情報を引き出してお金に変えるための方法を考えているが、今、最も注意が必要なのはコロナ給付金だという。
多くの人々はそれぞれの銀行口座に直接振り込まれることになっているが、一部の人々はデビットカードや紙の小切手で送られる。
1月15日からコロナ給付金としてデビットカード800万枚がすでに郵送されているが、このカードはVISAで、アメリカ国旗の星のデザインが描かれており、封筒には「Economic Income Payment」と書かれている。
このカードはコロナ給付金として政府が発行したものなので、不法あるいはインチキなものではないので、間違えて捨てたりしないでほしい。
アメリカ国税局(IRS)の報道官であるデービッド・タッカー氏が語っている。
「例えば、2018年には確定申告で払戻金がなかったため、IRSは直接振り込みのための銀行口座情報を知らないという場合には、給付金は紙の小切手だったり、デビットカードで送られます。IRSは決して電話、テキスト、メール、ソーシャルメディアアカウントなどで連絡を取ることはありません」
詐欺グループの手口はこうだ。
電話やテキストメッセージで「あなたはコロナ給付金を受け取ることができます。振り込みのために個人情報が必要です」と連絡してくるケースが多いという。
ソーシャルセキュリティ番号、銀行口座情報などは決して渡してはならない。
自分の給付金がどうなっているのかを知りたい場合には直接こちらのIRSのウェブサイトで確認することができる。
2020年の確定申告(タックスリターン)の開始は今回のコロナ給付金のために2月12日からとなっている。
もしそれまでに給付金を受け取っていない人は、2020年の確定申告をした後に払戻金として給付金を受け取ることも可能だ。
その際にはリカバリー・リベート・クレジットの欄を記入する必要があるため注意してほしい。
写真:Richie Chan _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.1.21)
シェアする