日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

ニュース

【ハワイニュース】ハワイ各地でハイキング遭難者続出

今週、ハワイではハイキングでの遭難が相次いでおり、死亡事故も発生しているとニュース各局が伝えている。

ホノルル・スター・アドバタイザーは、14日(日)、カウアイ島ハエナのハナカピアイ滝トレイルから旅行者が転落して死亡したと報じている。

14日(日)午前1145分ごろ、ハナカピアイ滝そばのトレイルから男性が転落したとの通報があった。カウアイ消防署は救助ヘリ「エア1」を出動し、滝から約30フィート(約9メートル)下にいたニューヨーク在住のマシュー・ウーさん(30歳)を発見した。ウーさんは滝から転落し死亡したと見られているが、捜査は進行中であり、検視が保留中となっている。

ハワイ州土地自然資源局(DLNR)によると、ハナカピアイ滝トレイルとそれより先は、落差が激しく危険な場所があり、経験豊かなハイカーのみに推奨されている。

また、KHON2の報道によると、15日(月)の午後34分ごろ、カイムキのラニポ・トレイルでハイカーが行方不明になったとの通報があり、ホノルル消防署(HFD)は空と地上での捜索を開始した。レスキュー隊が現場に到着すると、登山口から2時間ほど離れた山の斜面で犬が吠えているのを発見した。

エア1による捜索で、911通報の位置情報から犬の居場所を突き止め、救助隊を投入することができた。救助隊が懸垂下降して犬を回収したが、その際、エア1のパイロットは70フィート下に物体があることに気づいたという。飼い主の車が登山口に駐車されていることを確認した後、HFDは再び空と地上での捜索を行い、飼い主である35歳の女性を発見した。女性は空輸されたのち病院へ搬送された。

ハワイ島マウナロアでも遭難事故が起きている。ハワイ・ニュース・ナウの報道によると、14日(日)からマウナロアの斜面でカップルのハイカーが遭難し、翌15日(月)にヘリで救助されたという。

国立公園局(NPS)によると、厳しい冬の天候の中、道に迷い、食料も水も尽きたため、救助を求めたという。レンジャーは標高11000フィート(約3353メートル)の斜面でカップルを発見したが、救助には風が強すぎたため、食料と水、衛星通信機器を支給し、自力で歩いて最寄りのシェルターに戻る方法を指示した。

日曜日の日没後まもなく、ハイカーたちは厳しい天候の中、標高1300フィート(約3139メートル)付近でトレイルを見失ったとパークレンジャーにメールし、翌日の15日(月)に救助された。

NPSは、厳しい冬の天候のため、9日(火)にマウナロア山頂を閉鎖し、すべての高所バックカントリー許可をキャンセルしていた。このカップルは、許可なしで登山をしたとして検挙されている。

シェアする

画像:Shutterstock.com

(日刊サン 2024.1.18)

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram