ハワイ島にあるエリソン・オニヅカ・コナ国際空港は、滑走路に亀裂が見つかったことによる安全上の懸念から15日(月)午後に閉鎖されたが、夜間修理の後、16日(火)午前6時に再開されたとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
州運輸局(DOT)は、15日(月)午後4時20分、滑走路の損傷箇所を避けて運行することは不可能であるため、コナ空港は夜まで閉鎖されたままであると発表した。そのため多くのフライトがキャンセルされ、コナへ向かう航空機が迂回することになり、数千人の乗客が影響を受けた。ラスベガスからのサウスウエスト航空便、ロサンゼルスからのアメリカン航空便、デンバーからのユナイテッド航空便などが迂回した。また、島間フライトの12便近くが遅延した。
DOTは請負業者と協力して10フィート×10フィートの区域を粉砕して再舗装した。16日(火)にコナを発着する予定のフライトの乗客は、空港に向かう前に航空会社に確認することが推奨されている。
ハワイアン航空は、15日(月)のコナへの島間フライト5便とロサンゼルスからのフライトをキャンセルし、約700人に影響を与えたという。同航空のスポークスマンであるアレックス・ダ・シルバ氏は、「夜通しこの状況を監視し、朝にはフライトができるようにパッチを当てるつもりだ」と語っている。
DOTのスポークスマンであるラッセル・パン氏によると、1万1000フィートの滑走路全体を改築するプロジェクトは今年予定されているが、ひび割れが発生し、滑走路舗装の劣化が最近の雨のために加速したという。
州運輸局によると、滑走路閉鎖の影響を受けたフライトは合計19便だったという。
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画像:facebook.com / Hawaii Department of Transportation
(日刊サン 2024.1.16)