ハワイ州保健局(DOH)は、「リゾ・ブラザーズ・カリフォルニア・クリーマリー」の「コティハ熟成メキシカン・グレーティング・チーズ(Cotija Aged Mexican Grating Cheese)」がリステリア菌に汚染されている可能性があるとして、リコールを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
この製品は、Rフィールド・ワイン・カンパニー、一部のフードランドおよびフードランド・ファームズ、コスト・ユー・レス・ヒロなどのハワイの小売店をはじめ、全米で流通・販売されていた。透明のパックに包まれた8オンス入りの商品で、バッチ番号4DW-23318、UPCコード72724200043、賞味期限は2024年5月12日と記載されている。
DOHによると、ハワイでは今のところ、このリコールに起因する病気や有害事象の報告はないという。
リステリア菌は幼児、虚弱体質、高齢者、その他免疫力の低下した人々に深刻な、時には致命的な感染症を引き起こす可能性がある。また、妊婦がリステリア菌に感染すると、流産や死産を引き起こす可能性がある。症状は通常、リステリア菌に汚染された食品を摂取してから2週間以内に始まり、発熱、体の痛み、疲労感などがあり、頭痛、肩こり、腹痛、下痢を伴うこともある。
DOHは、この製品を摂取した後に症状が現れた場合は、直ちに医師に連絡するよう呼びかけている。
消費者は、パッケージの裏側に販売期限とともに印刷されている特定のバッチ番号でリコール製品を確認する必要がある。リコール該当商品がある場合、開封済みのチーズはビニール袋に入れ、安全に密封し、購入店に返品することで全額返金が受けられる。
このリコールに関する問い合わせは、リゾ社(800-626-5587)まで。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.12)