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【ハワイニュース】ハワイ州で1月1日より電気銃所有・携帯の合法化始まる

電気銃(テーザー銃、スタンガンと呼ばれるもので、電気ショックを与えて短時間相手を動けなくする非致死性武器)の購入や携帯が今年11日よりハワイ州で合法となったものの、一般の人々が手に入れるまでには、まだ数週間かかるといわれている。

州内の複数の銃器販売ショップによると、今月末ごろには入荷する予定となっており、関係省庁からの許可を待っている状況だとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

一般の人々を対象とする電気銃の取り扱いについての4時間のトレーニングクラスは200ドル以上といわれているが、申し込み状況は好評のようだ。

新しい電気銃についての一般の興味は非常に高く、現在すでに銃を所有している人々だけでなく、今まで銃を所有していなかった人々にも興味を示す人が増加している。

銃の所有は許可制で認められているが携帯は許可されていないため、携帯できる電気銃に対する興味が高く、今まで本物の銃器には興味を示さなかった人々にとっては、本物の銃のような怪我を与えることはないが(自己防衛という観点で)効力のあることから興味を持つ人々が多いという。

今年11日よりハワイ州法で、いわゆるスタンガンやテーザー銃と呼ばれる電気銃の所有と携帯は可能となり、(自己防衛もしくは他人や所有財産を守るため)護身用としての使用は認められることになった。

テーザー銃とは普通のハンドガンのような形状で、5万ボルトの電力を相手の体に流すことができる。

15フィート(およそ4.5メートル)離れた場所から30秒間攻撃者を動けなくすることが可能だという。

価格はおよそ400ドルだ。

一方スタンガンの価格は50ドル未満で、小さなハンドバッグにも収まるほどの小さなものだ。

離れている相手に打撃を与えることはなく、相手に直接接触させて激しい痛みを与えることができる。

ハワイ州はこのような電気銃の所有・携帯を合法的に許可するにあたって非常に消極的であったが、2016年には連邦最高裁判所がスタンガンの個人的所有を禁止したマサチューセッツ州最高裁の判断を却下したことから合法化が進んだという経緯がある。

2018年にはハワイ住民によって州法によるスタンガン所有の禁止は憲法に違反するという提訴が起こされた。

電気銃の購入にあたっては、郡当局から許可(ライセンス)を取得している店舗や個人からのみ購入が許されている。

販売者はライセンスを毎年更新する必要があり費用は50ドルだ。

販売者は身元調査と(購入者が適当かどうかを判断する)トレーニングが必要だ。

購入は21歳以上であれば誰でも可能だが、過去に重罪を犯したり暴力事件や不法薬物販売に関わった人、アルコール中毒や薬物中毒で治療やカウンセリングを受けている人、行動や感情制御、精神的疾病のある人には認められない。

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写真: Shutterstock

(日刊サン 2022.1.10)

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