水浸しの天候が続いているが、ゴルフではそれが悪い日だとは限らない。カハラのワイアラエ・カントリークラブでは、8日(月)よりハワイのプロゴルフの祭典「ソニーオープン・イン・ハワイ」が開幕したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
大会主催者は、天気予報を注視しているが、今シーズンの雨でグリーンはすでに良い状態となっており、スムーズにティーオフできると楽観視している。トーナメントディレクターのレイ・ストシク氏は、「すでにハワイ入りしているプロたちは、おそらくこれまで見た中で最高のコンディションだと言っている。多くのことをコントロールできるので私たちも興奮している。自然の雨は、少し塩分を含んだ汽水よりもはるかに優れている。今年のコースの質には本当に期待している」と語った。
少々の降雨も来場者数を落ち込ませることはないようだ。今週は6万人から7万人の観客が見込まれており、これはパンデミック時のチケット販売数の2倍以上にあたる。これは、3500万ドルから4000万ドル(約57.8億円:144.5円/ドル換算)の経済効果につながる見込みであり、日本の観光業が回復し始める兆しのひとつとなっている。
ストシク氏は、「15社から18社のメディアが日本から取材に来ているようだ」と語った。
ソニーオープンは、PGAの今年最初のイベントで、144人の選手が参加する。日本からは、歴代覇者の松山英樹氏と、今シーズンから同ツアーの出場資格を保有する久常涼氏をはじめ、総勢8人が出場する。ハワイからは、カメハメハ大の卒業生で、ハワイ大学のスター選手であるブラザ・アカナ氏を含む2人が出場。アカナ氏は、キャリア2度目のソニーオープンとなる。
ソニーオープン・イン・ハワイは14日(日)まで開催。スケジュールやチケット情報はこちら。
https://www.sonyopeninhawaii.com/attending-event
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(日刊サン 2024.1.9)