3日(水)の朝、ハワイ州を含む米国のいくつかの州会議事堂に対して爆破予告があり、避難と閉鎖が行われた。しかし、爆発物は発見されなかったとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
ハワイ州法執行局(DLE)のニュースリリースによると、州会議事堂に爆発物が置かれるという爆破予告が上院の特定の議員に電子メールで送られたという。DLEの広報担当であるウェイン・イバラ氏は、「保安官部門は、午前6時40分頃に連絡を受けた。州会議事堂では避難が行われ、建物は特殊作戦の爆発物探知K-9ユニットと共に保安官代理によって捜索された。爆発物は発見されなかった」と述べた。
なお、議事堂は午前9時30分頃に再開された。
州会議員の事務所捜索は、全米の複数の州会議事堂で行われた。コネチカット州、ジョージア州、ケンタッキー州、メイン州、ミシガン州、ミネソタ州、ミシシッピ州、モンタナ州などが避難を実施した。また、ワイオミング州、オクラホマ州、ネブラスカ州、ミズーリ州、メリーランド州など、いくつかの州では脅迫を受けたが、議事堂の閉鎖は行われなかった。
AP通信は、連邦政府当局がこの脅迫をデマとして処理したと報じた。FBIは、州、地方、連邦の法執行機関と協力し、情報の収集、共有、対応に当たっている。FBIホノルル支局のスティーブン・メリル特別捜査官は、声明で、「無実の人々を危険にさらす可能性があるため、FBIはこの脅迫を非常に深刻に受け止めている。具体的で信頼できる脅威を示す情報はないが、引き続き、地元、州、連邦の法執行機関と協力し、脅威に関する情報を収集、共有し、それに基づいて行動を取る」と述べた。
メリル特別捜査官は一般市民に対し、不審な行動や人物を発見した場合、直ちに法執行機関に報告するよう促している。報告は、ウェブサイトtips.fbi.govまたは電話808-566-4300から可能となっている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.4)