-新型コロナウィルス関連- 日刊サンコミュニティニュース
ハワイ州の教育局局長であるクリスティーナ・キシモト氏は、24日に開かれた新型コロナウイルス会議で、州知事が発令した「在宅就労・外出禁止」措置に合わせ、チャータースクールを含む公立学校の臨時休校期間を、少なくとも4月30日まで延長すると発表した。 キシモト局長は、父兄や保護者にあてた書簡を用意する予定だと話し、オンラインや教科書による学習について詳しい情報が教育局から送付されるという。
インターネットにアクセスできない生徒には、印刷教材を配布する予定で、生徒は学校で受け取るか、交通手段がない場合は配達も選択できる。学習教材は、特別支援学級の生徒たちにも提供される。
公立高校では5月に約1万人の生徒が卒業するが、教育局では教育委員会の承認を得ながら、卒業時期の前倒しなど卒業資格の修正も計画している。
またキシモト局長は、低所得世帯の生徒たちに、約40校で朝食や昼食の持ち帰りサービスを行っていることも報告。学校の給食従業員らは、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちながら食事の準備をしているという。
朝食・昼食サービスの有無は、通学している学校へ問い合わせを。
(文・奥山夏実)
(日刊サン 2020.4.1)