新型コロナウイルスの対策として、アメリカのスターバックスが少なくとも2週間、店舗を持ち帰り専用にすると発表した。
3月15日の発表によると、対象になるのは、ハワイを含むアメリカ国内とカナダにある同社直営の店舗だ。ハワイでは16日から実施される。
ショッピングモールや大学キャンパス内など、大勢の人が集まりやすい場所にある店舗は、一時的にクローズする場合もあるという。 「社会的な距離を置くようにというCDCと公共保健機関の指示に従い、一時的に一部の店舗をクローズします。そしてアメリカとカナダのほとんどの店舗を持ち帰り専用にします」
取締役副社長のロザン・ウィリアムズ氏はこの対応について、「従業員や顧客や地域を守るための積極的な事前対策」だと説明する。
「私たちはCDCや公共保健機関と協力し、責任のある行動を取ることで、建設的な役割を果たしたいと思います。それが、従業員や顧客の利益だと信じています」
スタバはすでに、店内の飲食で使うマグカップなどを使い捨て容器に切り替えるとともに、客が持参したタンブラーへのコーヒーの提供など一部のサービスを休止している。
営業店舗内のカウンターやドライブスルーでは、引き続き注文、テイクアウトできるという。
(写真・文 奥山夏実)
(日刊サン 2020.3.18)