米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルスの世界全体の感染者数が4月6日現在、累計120万人を超え、死者も7万人を突破し約7万600人に達した。
感染者数は3月26日に50万人を超えたばかりで、わずか1週間余りで倍増したことになる。
米国で爆発的に感染者が急増し、死者が最も多いイタリアのほかスペインなどでも患者数が大きく増加したことが背景にある。世界的な感染拡大は深刻さを増し、各国政府が商業活動を休止させたり、航空機の運航を見合わせたりしたほか、多くの人が自宅待機を強いられているが、感染者や死者の増加に歯止めがかからない状況だ。
ハワイ州衛生局によるとハワイでも4月6日現在、前日より16人増え、387人になった。
デービッド・イゲ知事は、陸軍工科部隊がすでに、ハワイ・コンベンションセンターなど、オアフ島内で臨時病床として使用できる施設の調査を完了したと述べた上で、州としても毎日、病床や医療器具などの在庫数を確認するとともに、テントなどの野外医療施設の設営も検討していると報告。ほかの島にも同様の医療施設を設置するために、準備を進めているという。
そんな新型コロナが猛威を振るい、住民の外出が厳しく制限されている欧米で、子どもたちが家の窓に虹の絵を掲げて希望と団結をあらわす運動が広がっている。
ヨーロッパの複数のメディアによると、“窓に虹を掲げる”運動が始まったのは、イタリアともイギリスとも伝えられ、ソーシャルメディアを通じてスペインやアメリカ、カナダなどに広がった。イギリスの閉鎖中の小学校では、家庭にいる児童に虹の絵を描くことを奨励しているところもあるという。
米ニューヨークでは、ブルックリン区の住宅街の通りに面した住宅の窓や店舗のショーウインドーなどいたる所に、子どもたちが描いた色鮮やかな虹の絵が飾られているという。
そんな7色のレインボーは、苦難の後に訪れる平和や希望の象徴といえる。絵には「勇気を持って、厳しい状況を乗り越えよう」という思いが込められている。
ハワイは虹の島だ。ハワイ語には「Ole Ua ‘Ole Anuenue」〜雨がなければ虹はない〜という言葉があるほど、虹を愛してきた。つらい時ほど虹を見上げ、虹を大切にしてきた。
日刊サン企画 “レインボー・フォト” 大募集!
そこで日刊サンでは、新型コロナの一日も早い終息を願い、読者の方から広く“レインボー・フォト”を募ります。
送ってくださった虹写真は、日刊サンの紙面とウェブサイトに掲載させていただきます。
①撮影日時
②撮影場所
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④励ましのメッセージ などを添えて、下記Eメールアドレスにお送りください。
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皆さんとともにハワイの空に、大きな希望の虹をかけましょう!
(文・写真 奥山夏実)
(日刊サン 2020.4.7)