春よ来い
早くも9月、故郷北海道は紅葉の季節。でも、ニュースは日本列島の季節の便りではなく、異常気象による洪水と災害レベルに達してきているコロナ禍の緊迫情報ばかり。それなのになぜか私の耳に聞こえて来た童謡の「春よ来い」でした。
春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている
コロナ禍も2年目となリ、誰とも会えないの日々・旅へも出かけられない日々は、ほんとに辛いものだとつくづくと知りました。「春よ来い」の替え歌でも作って、独り笑いでもしてみよか? と。コロナ疲れしている人々にも、少しでも心が晴れて笑える唄がほしいな~、と思いながら、ぼんやり浮かんできた替え歌を記してみました。
笑いよ来い 早く来い
春の宴(うたげ)もNGに 桃色桜は何処(いずこ)へか
マスク外して 空を見て
コロナ禍終わりを 感じたい
笑いよ来い 早く来い
パンデミックよ 消えとくれ
誰とも会えずは さみしいよ
自粛解禁 いつでしょか
童謡の「春よ来い」は1923年3月1日に世に生まれたそうです。2023年3月1日には、コロナにはなんとか消滅してほしいものですね。
「春よ来い」の歌詞に登場する「みいちゃん」とは、作詞者の長女「文子(ふみこ)」がモデルとか。歌詞に「じょじょ(草履)」、「おんも(表・外)」などの幼児語をうまく取り入れつつ、「あるきはじめた」ばかりのみぃちゃんの視点を通して、雪に閉ざされた越後の冬で静かに春を待ち望む人々の強い思いが伝わってきます。
松任谷由実の『(みんなの)春よ、来い』は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けてのチャリティー企画としてユーミン×SONGS「(みんなの)春よ、来い」プロジェクトで制作され、配信となったそうです。「春よ、来い」を新たにアレンジして、日本を含め、全世界23か国にて同時配信となり、本作の収益は、震災で被災した人々へ全額寄付されたという話は素晴らしいと思いました。松任谷由実の願いは、「変わろうとしていく強さと、変わることの無い強さを」というメッセージの発信だった、とのことに私は感動しました。
コロナ終息の願いを込めたいろいろな替え歌が様々な人の声でたくさん流れて、その収益金がコロナ対策治療薬開発に全て当てられたら、ウイルスも人々の希望に降参してくれないでしょうか? などの夢を抱く気持ちになる今日この頃です。
ハワイ留学へ 60代からのユルユラAloha留学 No.106
蒼井 絹子
北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。
1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用
1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当
1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設
1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞
2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞
2003年 東京に工房・オフィスを開設
2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞
2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選
2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学
2015年1月17日 同校卒業
2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓