日本の3月は、桜前線のニュースが日々テレビでたくさん流れます。ただ、今年は、お花見の宴会は禁止ということで、ブルーシートを敷いてビールを飲んでご馳走を広げての今までのスタイルはＮＧに……。でも、やはり桜は春を告げてくれる風景で美しいです。

　3月29日月曜日、東京の市ヶ谷の公園で、オバサン仲間4人のささやかなお花見をしてきました。私はほぼステイホームか病院通いかまたは近くの堤防の散歩くらいの毎日。電車で30分位であっても、今年になりましてから初めての外出でした。マスクを着けての談笑、時折りマスクを外しておやつをパクリ。１人の方が持参して来ました私達4人の旅行の写真集を眺めておしゃべりをして2時間くらいで解散としました。

　去年の3月29日、きっと日本中が「コロナはもしかしたら明日は我が身かも」と誰しもがショックを受けた事件がニュースで流れました。それは、コメディアンの志村けんさんの訃報でした。老若男女の皆に愛されてきた彼の死は、私達に、コロナはもう誰がいつ罹るか分からない、と教えてくれました。彼は、たくさんの「笑い」を私達に届けてくれました。「だいじょぶだ～」も代表的な彼のせりふのひとつでした。最期に彼は、自らの死を持って私達に「コロナをなめちゃ～、『だいじょうぶだ～』でねえぞ～」と、伝えてくれた気がします。

 とにかくこのコロナ禍で、皆さまが閉塞感を抱き続けていらっしゃるかと思います。私は、花粉症の上の扁桃腺炎になり、かなり不調な日々が続きました。お薬は朝昼晩寝る前と出ていますので、食後の服薬の後には、眠くなってしまうので外にもあまり出ず、なのに口寂しくなるとついついおやつもほしくなるという、きわめつきの自堕落な日々。化粧もせず、スエットの上下というお粗末さ。せめて、健康的なおやつ作り『発酵スイーツ』の学びをしてみたい意欲が、少し芽生え始めて来ました。

　何かに興味を持てれば、ついゴロゴロしてしまう昼寝の時間を「学び」の時間にも出来るでしょう。新入学･新就職と、桜の季節の春は新しいことへの挑戦の季節なのですから……。