私が起業し、今は娘夫婦が営んでいる㈱エピックスの慰安旅行について行ったのは、11月9日でした。

　娘は幼心に私のお姑さんが、小売店のおかみさんとして、社員さん達家族を連れて小旅行へ行き、皆を慰労していた記憶が残っていたのか、今の会社を若い2人が切り盛りし始めて、スタッフのパートさんが4人になった頃から慰安旅行なるものをささやかにスタート。

　最初の頃は、パートさんたちに同伴したお子さんが小学生で、とても賑やかでした。そのお子さんは今や成人し立派な社会人。今回は、娘夫婦の小学生の子ども2人と私がお供しました。

　今回の目的地は静岡県と山梨県。出発は７時に浅草からで、９時にはポーラ美術館へ。シン・ジャパニーズ・ペインティング　革新の日本画・横山大観・杉山寧から現代の作家までの企画展が開催中でした。ランチは12時。それから新倉山浅間公園。私は、新倉富士浅間神社の御朱印紙を買いました。

　私以外の7名は、山の上にある五重塔を観に400段の階段を上って行きましたが、私はその階段を上る自信は到底湧き出てきませんでした。

　ここから富士山ミュージアムへ移動。360度の映像で富士山を体感できるMt.Fuji VR Theater室へ入りました。係りの方が高齢の私に気をつかって椅子を運んできてくれました。確かに椅子がなければ、部屋中ぐるぐると四季が目まぐるしく変わる様子に、目を丸くして追っていると、めまいを起こしてひっくり返っていたかもと思いました。

　以前は、富士山へ登ってみたいと思う事もありました。しかし、もう今の私の体力ではとても無理と諦めていた富士山登山が、今回は、なんとバーチャル登山というニュースタイルで、椅子に座っての観覧のお陰で麓から無事に富士山頂までの景色を短時間で十分に楽しめました。

　それから河口湖美術館へ移動。ポーラ美術館でも河口湖美術館でもミュージアムショップにて私共の工房で制作・出荷を続けている陶磁器アクセサリーを美しく飾っていただけて、皆で感動しました。パートさん4人・娘夫婦２人・小学生の孫2人と私は、娘の夫の運転で、楽しい晩秋の1日を駆け足で過ごしてきました。師走を前にしたバーチャル登山体験は最高でした。

　私の拙いコラムに、今年もお付き合いただき感謝の気持ちでいっぱいです。来年も、アラ古希からのユルユラAlohaマインドを、楽しく書けるようにアンテナを張り、呆けないように頑張りたいと願っております。どうぞ、皆様良い年をお迎えくださいますようにお祈り申し上げます。