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アラ古希からのユルユラAlohaマインド

【アラ古希からのユルユラAlohaマインド】きっといつかまた

 36日の朝9時にパソコンを開きましたら、857分着のメールが「日刊サン 休刊のおしらせ」というタイトルで届いていました。「日刊サンハワイ」が2024331日を持って休刊するというメールに驚き、落胆しおもわず涙がこみ上げてきました。

 私は2006年の秋に54歳で離婚。北海道から東京の娘のところに移住。このころ、元夫の会社はバブルがはじけ自主廃業への段取りに取り組み中でした。頭も心も行き詰っていたと思います。アメリカの大学を卒業して現地で働いていました長男へ半ば強制的に帰国を求め自分の仕事のフォローに就いてもらいました。しかし25歳の長男にとっては重すぎる課題に、心の病に陥りました。次男も、幼少時から運動にも勉強にも遅れ気味。子供が重篤な病になると家族が結束するか、父親が離れていくかが多いと世間で言われますことを痛感しました。それと同時に、「女は弱しされど母はつよし」という話も思い出し踏ん張らなければとも思いました。

 友人がたまたま毎年冬場にホノルルで長期休暇を過ごしていて、2008年の冬に私をホノルルへ数日誘ってくれました。それからというもの毎年冬に彼女が滞在するホノルルへ、数日間の訪問を続けていました。

 私の仕事は陶磁器のボタンやアクセサリー創り。私の右腕と肩と首は痛みがずっと続いていたので、2014年の1月のホノルルにて、一年くらいこの常夏のホノルルへ留学しセラピーの勉強をして、自分の心と体を癒したく思いました。

 夢は口に出して語るものですね~。64歳の私は20147月からセンチュリーセンターの「ハワイマッサージアカデミー」へM-1ビザで通うことができ一年弱で卒業もできました。

 愛読しておりました日刊サンにてコラムの連載を始め、そして帰国後も続けていたコラムNO.80までを、コロナ禍になる少し前に一冊の本の形にすることができました。64歳から留学したことも、コラムを帰国後も書かせて頂けました経験も、私には奇跡的な人生のご褒美でした。本のタイトルは「人生のサバティカル留学」。帯文は勇気を出して上野千鶴子先生に頼みました。

 先生の帯文は、離婚・留学・起業・・・人生は何時からでもどこからでも、何度でもやりなおせる・・・。

 きっといつかまた日刊サンハワイの再刊を心より祈念申し上げます。

  これからの人生へ アラ古希からのユルユラAlohaマインド No.136

蒼井 絹子

北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。 

1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用 

1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当 

1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設 

1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞 

2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞 

2003年 東京に工房・オフィスを開設 

2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞 

2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選 

2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学 

2015年1月17日 同校卒業 

2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓

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