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デジタル版・新聞

コラム 来夏の映画観ようよ

ワンダーウーマン1984

 カッコいい女性、というとアメリア・イアハートが思い浮かぶ。1932年に大西洋単独横断を成功させた初の女性飛行士だなんて、度胸がありすぎる!しかも美人で、今見てもファッションセンスが抜群なのだ。

 

 スミソニアン博物館で考古学者として働くダイアナ。地味でコミュニケーションが苦手な同僚のバーバラにも優しく接し、ごく普通の生活を送っているように見えるが、実はギリシャ神話のアマゾン族の王女で不老長寿、戦闘能力に長けている。その強みを活かし、日々密かに悪党と戦い人々の暮らしを守っていた。

 ある日FBIから盗品の鑑定依頼があり、その中に何でも願いを叶えるという水晶石が混ざっていた。興味が沸いたダイアナは石を手に取り、ふと自身の願いを念じる。

 また、有名な石油会社の経営者マックスは、事業を立て直そうと“願いを叶える石”を探しており、同博物館に辿りついた。バーバラに上手く付け入り石を盗み出した彼は、人類存続すら危ぶまれるとんでもない願いをかけてしまう―。

 

 タイトルの1984年は、現実世界ではアップル社がマッキントッシュを発表、ロス五輪、“ターミネーター”の大ヒットと物凄くインパクトのある年だ。80年代カルチャー好きとして劇中の肩パッド入りスーツやブラウン管テレビ、ローラースケートやブレイクダンスを堪能しつつ、バーバラが言う通りストロング、セクシー、クール、スペシャルと、とにかく美しくてカッコいいワンダーウーマンにノックアウト!ただのスーパーヒロインではなく、随所に人間臭さ、煩悩が見え隠れするところも共感でき、戦う姿も良かったが、好きな人と飛行機から花火を見て幸せそうなシーンに一番うっとりした。

 

 ダイアナの勤務先、スミソニアン博物館には冒頭で挙げたアメリアの愛機のレプリカや本人の写真が飾られている。さらに、願いが叶う石とは逆で、所有者を不幸にする呪いのダイヤも展示されているのだ。なんと夢のある博物館…映画を観て、行ってみたい場所がまたどんどん増えていくのであった。

●加西 来夏 (かさい らいか)

映画は年間100本以上視聴、訪問国は39ヵ国~の旅する映画ラヴァー/映画を観て、あっ、セーラームーンと聖闘士星矢!と思ってしまった方はおそらく同年代。それはさておき、こう景気のいいパワフルな作品、今だからこそ余計に元気をおすそ分けしてもらえておすすめです。

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